ユーコンという場所のことを聞いたことはありますか?カナダ在住の日本人の方でも「聞いたことない」、もしくは「聞いたことがあるけどどこ?」という人がほとんどではないかと思います。カナダ人でさえ「なんでそんなところに住んでいるの?」と言うくらい馴染みの少ない場所に僕は住んでいます。そこで、皆さんに「試しに行ってみてもいいかな」なんて思ってもらえるように、ユーコンの魅力についていろいろ掘り下げみましょう。
急成長を遂げるユーコン
ここ数年間、ユーコン準州(以下ユーコン)への移住者数は常に右肩上がりで、そのお陰でユーコンの人口増加率はカナダ国内で1、2位を争うほどです。移住者というと国外からを想像しがちですが、実はユーコンの全人口4万人のうち50%以上はカナダ国内からの移住者という国勢調査の意外なデータがあります。この背景には、カナダ国内で最低水準の失業率を誇り、州内の職業従事者の45%が公務員というユーコン独自の状況があり、他州からこうした職を求めて移住してくるカナダ人がとても多いというのが今現在のユーコンの姿です。政府職の求人は後を絶たず、(特に州と州都ホワイトホース市の)公式ウェブサイトの求人欄はほぼ毎日のように更新されています。加えて州税が課されず(アルバータ州と同じ)、州による無料の医療保険なども最近の人口増加の一因となっています。
キャリアの力試しに最適の地
このような状況もあり、とても多くの移民が政府職に就いているというのもユーコンの特徴ではないかと思います。永住権取得後にカレッジなどに通い、政府職を得るという日本人も現地では少なくありません。
また州都ホワイトホースは昨年カナダ国内で一番新規ビジネスをスタートしやすい都市に選ばれました。小さな場所から自分の力を試してみたいと思っている方にとっても、ユーコンは魅力的な場所かもしれません。
主な産業
ユーコンに人が集まり始めたのは1890年代後半のゴールドラッシュの時代です。天然資源が豊富なユーコンでは鉱物を採掘する産業が経済の大部分を占めています。これに次ぎ観光産業もユーコンの経済を支える大きな柱です。年間約40万人の観光客が訪れるユーコンでは、「何もない」からこそ手つかずの自然の中でキャンプやハイキングなどアウトドアを存分に楽しむことができます。日本人の間ではイエローナイフのある北西準州と並びオーロラの見える場所として徐々に知名度が上がってきているようですが、ユーコンへの訪問者の9割以上はオーロラの見えない夏にやってきています。ちなみに5月中旬〜8月上旬頃は白夜になるのでオーロラは見られません。
あなたのユーコン度は?
急成長を遂げるユーコン
ここ数年間、ユーコン準州(以下ユーコン)への移住者数は常に右肩上がりで、そのお陰でユーコンの人口増加率はカナダ国内で1、2位を争うほどです。移住者というと国外からを想像しがちですが、実はユーコンの全人口4万人のうち50%以上はカナダ国内からの移住者という国勢調査の意外なデータがあります。この背景には、カナダ国内で最低水準の失業率を誇り、州内の職業従事者の45%が公務員というユーコン独自の状況があり、他州からこうした職を求めて移住してくるカナダ人がとても多いというのが今現在のユーコンの姿です。政府職の求人は後を絶たず、(特に州と州都ホワイトホース市の)公式ウェブサイトの求人欄はほぼ毎日のように更新されています。加えて州税が課されず(アルバータ州と同じ)、州による無料の医療保険なども最近の人口増加の一因となっています。
キャリアの力試しに最適の地
このような状況もあり、とても多くの移民が政府職に就いているというのもユーコンの特徴ではないかと思います。永住権取得後にカレッジなどに通い、政府職を得るという日本人も現地では少なくありません。
また州都ホワイトホースは昨年カナダ国内で一番新規ビジネスをスタートしやすい都市に選ばれました。小さな場所から自分の力を試してみたいと思っている方にとっても、ユーコンは魅力的な場所かもしれません。
主な産業
ユーコンに人が集まり始めたのは1890年代後半のゴールドラッシュの時代です。天然資源が豊富なユーコンでは鉱物を採掘する産業が経済の大部分を占めています。これに次ぎ観光産業もユーコンの経済を支える大きな柱です。年間約40万人の観光客が訪れるユーコンでは、「何もない」からこそ手つかずの自然の中でキャンプやハイキングなどアウトドアを存分に楽しむことができます。日本人の間ではイエローナイフのある北西準州と並びオーロラの見える場所として徐々に知名度が上がってきているようですが、ユーコンへの訪問者の9割以上はオーロラの見えない夏にやってきています。ちなみに5月中旬〜8月上旬頃は白夜になるのでオーロラは見られません。
あなたのユーコン度は?
自分は田舎の出身だ | カナダで食べるお米に満足している |
ドライブが好きだ | 自分は海より山派だ |
動物が好き | どちらかというとオンラインショッピングで済ませてしまうことが多い |
「空気が美味しい」と思わず口にしてしまうことがある | タイ料理などのエスニック系レストランにはあまり行かない |
夏より冬の方が好き | 水道水を飲むことに抵抗がない |
<よくわかる解説>
①自分は田舎の出身だ
ユーコンの人口(約4万人)は、日本全国およそ800の市町村の中で600位の規模になります。日本であれば少し足を延ばすだけで簡単に大きな街に出ることができますが、ユーコンの場合、ホワイトホースに最寄りの大都市バンクーバーまで約2500キロと、本州がそのまますっぽりと入ってしまうような距離です。
②カナダで食べるお米にも満足している
日本人にとってお米は欠かせない食材のひとつです。ここユーコンでは一応お米(日本米ではなくカリフォルニア産のカルローズ米)は手に入りますが、おいしいお米にこだわる方にとってユーコンはカルガリーのように豊富な選択肢はなく、少し辛い食生活になってしまうかもしれません。
③ドライブが好きだ
街から一歩外に出ると大自然が広がるユーコンですが、そんな景色を眺めながらひたすら一本道をドライブするのは爽快そのものです。日本であまり運転をしなかった、またはカルガリーのダウンタウン周りの運転は怖い、と言う方もユーコンでは是非運転に挑戦してみてください!
④自分は海より山派だ
カルガリーと同じく、残念ながら州都ホワイトホースにも海はありません。ただ水資源は豊富で湖やユーコン川でカヌーやSUPなどのウォータースポーツを思う存分楽しむことができます。
⑤動物が好き
ユーコンでは実に様々な極北の野生動物たちと出会うことができます。郊外をドライブしているとき、カヌーで川下りをしているとき、エルクやムースのファミリーを見かけることもしばしば。動物と共存する心構えを持ちましょう。
⑥どちらかというとオンラインショッピングで済ませてしまうことが多い
ユーコンにはカルガリーにあるシヌックモールやクロスアイアンミルズのような郊外型の大きなショッピングモールはないので、アマゾンなどでオンラインショッピングをしている人が殆どです。
⑦「空気が美味しい」と思わず口にしてしまうことがある
ユーコンの州都ホワイトホースは世界一空気がきれいな街に選ばれたことがあります。
⑧タイ料理などのエスニック系レストランにはあまり行かない
移民の国カナダでは実に様々な国の文化や料理を楽しむことができます。その中でも特に 人気のあるタイ料理のお店はユーコンにはなく、ユーコナーがタイ料理を食べたい時は隣町のスカグウェイ(アラスカ州)まで行くとか行かないとか。
⑨夏より冬の方が好き
ユーコンは北緯60度(北海道が北緯45度、カルガリーは北緯51度)に位置しており聞いただけで寒いと感じるのではないかと思います。例えば私達日本人の感覚で半袖を着ることができる時期はとても限られており、合計すると一年の中で2−3ヶ月ほどしかありません。
⑩水道水を飲むことに抵抗がない
ユーコンはとても水資源が豊富な街です。ユーコンの水道水はこの自然の恩恵を受けたもので、日本では水を買って飲んでいたという方も満足出来るとても美味しい水です。
記事提供:杉江好平
THE BASE Outdoor Rentals www.thebaseyukon.com
①自分は田舎の出身だ
ユーコンの人口(約4万人)は、日本全国およそ800の市町村の中で600位の規模になります。日本であれば少し足を延ばすだけで簡単に大きな街に出ることができますが、ユーコンの場合、ホワイトホースに最寄りの大都市バンクーバーまで約2500キロと、本州がそのまますっぽりと入ってしまうような距離です。
②カナダで食べるお米にも満足している
日本人にとってお米は欠かせない食材のひとつです。ここユーコンでは一応お米(日本米ではなくカリフォルニア産のカルローズ米)は手に入りますが、おいしいお米にこだわる方にとってユーコンはカルガリーのように豊富な選択肢はなく、少し辛い食生活になってしまうかもしれません。
③ドライブが好きだ
街から一歩外に出ると大自然が広がるユーコンですが、そんな景色を眺めながらひたすら一本道をドライブするのは爽快そのものです。日本であまり運転をしなかった、またはカルガリーのダウンタウン周りの運転は怖い、と言う方もユーコンでは是非運転に挑戦してみてください!
④自分は海より山派だ
カルガリーと同じく、残念ながら州都ホワイトホースにも海はありません。ただ水資源は豊富で湖やユーコン川でカヌーやSUPなどのウォータースポーツを思う存分楽しむことができます。
⑤動物が好き
ユーコンでは実に様々な極北の野生動物たちと出会うことができます。郊外をドライブしているとき、カヌーで川下りをしているとき、エルクやムースのファミリーを見かけることもしばしば。動物と共存する心構えを持ちましょう。
⑥どちらかというとオンラインショッピングで済ませてしまうことが多い
ユーコンにはカルガリーにあるシヌックモールやクロスアイアンミルズのような郊外型の大きなショッピングモールはないので、アマゾンなどでオンラインショッピングをしている人が殆どです。
⑦「空気が美味しい」と思わず口にしてしまうことがある
ユーコンの州都ホワイトホースは世界一空気がきれいな街に選ばれたことがあります。
⑧タイ料理などのエスニック系レストランにはあまり行かない
移民の国カナダでは実に様々な国の文化や料理を楽しむことができます。その中でも特に 人気のあるタイ料理のお店はユーコンにはなく、ユーコナーがタイ料理を食べたい時は隣町のスカグウェイ(アラスカ州)まで行くとか行かないとか。
⑨夏より冬の方が好き
ユーコンは北緯60度(北海道が北緯45度、カルガリーは北緯51度)に位置しており聞いただけで寒いと感じるのではないかと思います。例えば私達日本人の感覚で半袖を着ることができる時期はとても限られており、合計すると一年の中で2−3ヶ月ほどしかありません。
⑩水道水を飲むことに抵抗がない
ユーコンはとても水資源が豊富な街です。ユーコンの水道水はこの自然の恩恵を受けたもので、日本では水を買って飲んでいたという方も満足出来るとても美味しい水です。
記事提供:杉江好平
THE BASE Outdoor Rentals www.thebaseyukon.com
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