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2017 July - 快適な旅のためにできること 旅のプランの6 つの落し穴

 5月に出た待望のシートセールで夏休みの日本行き航空券を安く購入された方、多くいらっしゃるのではないでしょうか。航空券のオンライン予約は便利でコストを抑えられる反面、トラブルもしばしば。そこで旅のプロから読者の皆さんに一般的な注意点や落し穴についてご説明いただきました。

1、ハイシーズン(繁忙期)の旅行
 最も航空運賃の高いハイシーズンは行き先によって少しずつ異なりますが、多くの場合、夏休みの6月下旬から9月初旬、クリスマス前から年末年始までの時期にかかります。この期間中に旅の計画を立てる場合、約9ヶ月前から航空運賃を調べ始め、セールが出て運賃がぐっと下がった時に購入するのが節約のコツです。但し空き状況によってはセールが出ない場合や、セールが出ても直ぐに売り切れてしまう事もあるので、航空券を購入する絶好のタイミングを逃す危険にご注意を。

2、予約とパスポート名
 航空券の予約をする際は、実際にパスポートを見ながら、姓、名、ミドルネームそれぞれの順番に注意し綴りの間違いや性別の相違がないよう入力することを心がけましょう。結婚などでパスポート名を変更される際は特に注意が必要です。空港でのチェックインの際に名前が間違っていることが分かると、変更に時間がかかり搭乗に間に合わなくなることもあります。予約後には旅程表の記載名とパスポート名が同一である事を再度確認しましょう。なお支払い後はシステム上の理由から名前は変えられない事が多く、航空会社によっては新しい航空券を正しい名前で購入し直さなければならない場合もあります。

3、支払いと発券
 支払い前には必ずキャンセル料や変更手数料などについて確認しましょう。支払いと同時にEチケット番号が記載された航空券が発券されますが、これがメールで送られてきたら直ぐに名前の綴りと日程の再確認を。支払い後一定期間を過ぎると変更に手数料等が発生するので、万が一間違いがあり訂正が必要であれば直ぐにエージェントに連絡しましょう。また座席番号、マイレージカード番号、食事などの特別なリクエスト等について記載がある事も合わせて確認しましょう。
 ウェブで予約する場合は、支払い通貨を確認してから購入しましょう。カナダドルで支払ったつもりでも、クレジットカード請求書を見ると米ドルでチャージされていたという事も聞かれます。また聞き慣れない旅行会社のウェブサイトで予約をして支払い後、Eチケットが送られて来ないので調べてみると実際にはチケットが発券されておらず、クレジットカード会社に損害を補償してもらったというケースもありました。


4、旅券や永住者カードの有効期限
 緊急時に備え、パスポートにはカナダ帰国予定日から最低6ヶ月間以上の有効期間(最も厳しい条件)が残っていることが望まれます。またカナダ永住者(PR)カードにおいては更新に5ヶ月間以上要することがあり、さらに郵送時に紛失して再度郵送が必要になりなかなか届かないというケースも聞かれます。これらの書類の更新は早目に済ませ、また予定の期間を過ぎても届かない場合はすぐに問い合わせましょう。

5、ウェブチェックイン
 出発の24時間前になったら航空会社のウェブサイトやアプリを使い、ウェブチェックインをしましょう。預ける荷物の数、パスポート情報、マイレージカード番号等を入力し、希望の席が空いていれば座席変更をしてチェックインを済ませます。ボーディングパスをあらかじめ印刷して空港へ持参するのが理想ですが、できない場合は空港のキオスクまたはチェックインカウンターで印刷してもらいましょう。
 なお北米の航空会社の多くはオーバーブッキング(実際の座席数よりも多いチケットを発券すること)をします。ある程度のキャンセルを見越してのことですが、万が一座席が足りなくなった場合、座席指定のない人から別の便に振り替えられることがあります。こういった空港でのトラブルを避けるため、早めのウェブチェックインをお勧めします。


6、空港で
 チェックインカウンターやゲートへは、なるべく印刷したEチケットを持参しましょう。空港の予約システムのダウン、チェックインカウンターで自分の予約が見つからないなどのトラブル、またEチケットが入っているはずのスマートフォンの急な故障やインターネット接続トラブルなどに備えることができます。
 国際線やアメリカ行き路線は出発の2~3時間前までに荷物のチェックインを済ませなければなりません。これに間に合わない場合、変更手数料と差額運賃を支払って出発日の変更をするようになります。ハイシーズンは空港が大変混み合いますので時間に余裕を持って空港に到着しましょう。

 以上6項目に分けて代表的な落とし穴をご紹介しましたが、これ以外にも想定外のトラブルはいくつも存在します。カナダでは航空券やツアー、支払い済みの宿泊費等のキャンセルに備える旅行保険があります。これは事情があり旅行をキャンセルしなければならない場合にかかるペナルティや飛行機の遅延によって生じる費用をカバーするものです。航空券と同時に保険をご購入される事をお勧めします。
 日本トラベルでは、じゃぱなび読者の皆様が素晴らしいご旅行をされるよう丁寧にサポートさせていただきますので、お気軽にご来店またはお電話にてご相談ください。

文:NIPPON TRAVEL
403-294-0694







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