JAPANとALBERTAから、JAPANAB(じゃぱなび)と名付けられた無料タウン情報誌。
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2019 October - けんぼーの副業はウーバードライバー

 私がウーバーのドライバーを始めて1年。これまで約1400回お客様にご利用頂きました。日々、色々な人を乗せカルガリー中を走り回る事や、お客様との会話を楽しんでいます。恐らく他のウーバードライバー達もこの仕事を楽しんでいるはず。何故なら、好きな時間に働いてお金を稼げるから。車とスマホがあれば、働きたい時だけドライバー用のアプリをオンラインにして始業、オフラインにすれば営業終了。何よりも指示を出す上司がいないので、ストレスがありません。私がウーバードライバーを始めた理由は、空いた時間を有効に使い収入を得る為です。実際に始めてみると、想像以上にやり甲斐のある仕事だと思いました。私から見た知っておいて損は無いウーバー情報とアドバイスをお届けします。

ウーバーのドライバーになる為の登録要件
 各国や都市によって基準が違うのですが、カルガリーの場合は、クラス4の運転免許取得、新車登録から10年未満の車、車検、車両保険、運転履歴、カルガリー市からの許可証があればウーバードライバーを始められます。

ウーバーは稼げるの?
 ウーバードライバーは個人事業主となるので、経費は税金控除の対象になりますが、正直言って稼げません。(笑) 自家用車、ガソリン代、保険代、インスペクション、修理などの維持費は自己負担。その上、ウーバーシステム使用料(25%)、各種登録料、税金などを差し引くと作業単価はとても安くなります。しかし、好きな時間に、好きな車で、好きな接客業をしてお金が貰えるので、効率的な趣味と言えるかもしれません。

表示金額がいつもより高い時は?
 ウーバーを依頼する際に通常より金額が高いと表示される事があります。その際は、急ぎでなければ5分程時間をおいてから再度リクエストすると通常料金に戻ることが多いようです。

表示金額と実際の金額が違う時は?
 ウーバーを依頼する際に表示される金額は、ウーバー独自のナビで計算された金額なので、ドライバーがそのナビと違うルートを走った場合は、金額が変わることがあります。大きく変わる事はありませんが、ウーバーが使用しているナビの正確さには少し欠点があると思うので、不安な場合はドライバーにルートを確認すると良いでしょう。請求額の計算方法は依頼費$3+90セント/km+17セント/分+GST。例えば、目的地まで20kmで20分かかる場合は$25.62となります。

チップを払う必要はある?
 チップはあくまでも気持ちです。降車した後にチップを支払うか決める事が出来るので、ドライバーも降車まで気持ち良く接してくれる人が多いのです。正直なところ、頂けると嬉しいのですが、チップを支払う乗客は10人中、1人か2人程。こんな事を言うと他のドライバーに怒られるかもしれませんが、払わなくても大丈夫だと思います。これもウーバーを利用する利点でしょうね。

キャンセル料金
 依頼してから2分以上経ってからキャンセルすると$5のキャンセル料が発生します。また、ドライバーがお客様のもとへ到着してから2分以上経つと待ち時間料金(Waiting charge 1分30セント)が発生し、5分以上経過するとドライバーにキャンセルされる場合があります。その際も同じように$5支払わなければいけないので、乗車する準備が出来てから依頼する事をお勧めします。ちなみにドライバーがキャンセルするかどうかはドライバーの気分次第です。(笑)

車を汚してしまった場合
 まず、ウーバードライバーは自分の車にお客様を乗せるので、万が一汚してしまった場合、降車後にウーバーから清掃費用を請求される事があります。例えば、酔っ払いが車の中で吐いてしまい$150(金額は汚れ具合などによって変わります)の請求をされるかもしれません。高額にも思えますが、自分の車に吐かれることを想像してみて下さい。極力汚さないように心がけましょう。

忘れ物はどうなる?
 最も多い忘れ物が、財布や携帯電話。万が一忘れてしまった場合は、$15加算されるので、降車の際は忘れ物がないか確認するように心がけて下さい。忘れ物をした場合、ウーバーへ連絡するとドライバーに連絡が行き、受け渡し方法を決めます。都合の良い時にドライバーが指定された場所まで届けに行く事がほとんどですが、乗客が急いでいる時や、ドライバーが多忙もしくはオフラインの場合、乗客がドライバーの家まで取りに行く事もあります。乗客自らが取りに行く場合でも、ドライバーが$15を請求する事が出来ます。

事前にウーバーのルールを確認
 最後に、ウーバーは国や都市によって色々とルールが違います。例えば、カルガリーには料金の安いウーバープール:目的地が同じ方向の際、見知らぬ客同士の相乗り)はありませんが、アメリカにはあります。また、カルガリーではドライバーを選ぶことは出来ません。事前に利用地での事情を調べておくことをお勧めします。

けんぼー





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